80's New Wave Laboratory

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David Sylvian/Everything and Nothing

Everything and NothingEverything and Nothing
David Sylvian

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今日、2月23日は私の崇拝するデヴィッド・シルヴィアン [ David Sylvian ] の誕生日。
彼は1958年生まれですので、今日でなんと50歳になったというわけですね。

いや~、めでたいことです。

そこで、今日は、2000年に発表されたデヴィッド・シルヴィアンの初のベスト盤を紹介したいと思います。

まず、本作は、2枚組のCDに、未発表曲やボーカルを新しく録音し直した曲、また、新しくミックスし直した曲などが29曲も収録されており、全作品を持っているコアなファンにとっても楽しめる新鮮な内容の作品です。

しかし、ベスト盤というのはあくまでCDショップなどの便宜上の区分けであり、本作の内容的にはシルヴィアンのヴァージン在籍時代の軌跡と言った方がしっくりきます。

というのも、一番有名な「戦場のメリークリスマス」のボーカル入りである坂本龍一とのコラボ「Forbidden Colours(邦題:禁じられた色彩)」や、シルヴィアン名義のシングルで一番売れた「Red Guitar」を始めとする「Pulling Punches」「Silver Moon」などのシングル曲を収録していないのです。

これらの楽曲を収録すれば、立派にベスト盤としてセールスを見込めたであろうはずなのですが、なぜこのような選曲にしたのでしょうか。
私が思うに、これまで彼を支えてくれたファンへの彼なりのサービス精神なのではないかと思うわけです。

彼のアルバムを持っておられない方がとりあえずの意味でベスト盤を買うのなら、比較的聞きやすいシングルをまとめたアルバムの方が嬉しいでしょうが、既存の作品を持っておられる方にとっては不必要なものなわけで、よくある未発表曲を1、2曲追加したベスト盤であったとしたら、それだけのために無駄なお金を使うことになるわけです。

その点、本作は最低でもリマスターが施されており、未発表曲やニューレコーディング、ニューミックスのものも多いため、シルヴィアンの作品全てを持っている方にとっても全く損のない内容となっています。

曲の紹介を全て書くとえらいことになりそうなので、目玉となる数曲の紹介だけにさせて頂きます。

まず、Disc1-1曲目の「The Scent Of Magnolia(邦題:マグノリアの残り香)」は、99年発表の『Dead Bees on a Cake』レコーディング時に制作された未発表曲。
シルヴィアンにしては珍しくポップでわかりやすい曲でなので、逆の意味で外されたこともうなずけます。
もちろん、未発表曲に関しても、今回の収録にあたり新しくボーカルが録り直され、ミックスもされているようです。

5曲目の「Ride」は、87年発表の『Secrets of the Beehive』のレコーディング時に制作された未発表曲。
これは名曲です。
ポップさとけだるさの絶妙なバランスが最高で、とにかくシルヴィアンの歌ものらしい持ち味が100%出ているすばらしい曲です。
いかにもスティーヴ・ジャンセンらしいドラムや、坂本龍一らしい手癖のピアノ、デヴィッド・トーンのエフェクティブなギター、マーク・アイシャムのトランペットが見事にブレンドされた珠玉の1曲です。
なぜ収録されなかったのか不思議なくらい良く出来ていると思います。

7曲目の「Ghosts」は、ご存知81年発表のJAPANの『Tin Drum(邦題:錻力の太鼓)』に収録された、ジャパンの曲としては一番売れた楽曲。
新しくボーカルが録り直され、ミックスもされているので、新鮮に感じます。

8曲目の「Pop Song」は、89年に発表されたシルヴィアン名義では珍しいシングルのみの楽曲で、リマスタリングが施されています。
このシングルはやや入手困難になっているので、今回の収録は嬉しいところです。

14曲目の「Thoroughly Lost To Logic」は「Pop Song」の録音時に制作された未発表曲で、現代音楽的なポエトリー・リーディング系の小曲。

Disk2-2曲目の「Cover Me With Flowers」は、『Dead Bees on a Cake』の録音時の未発表曲で、やはりシルヴィアン作品らしい要素を多分に含んだ少々重ための楽曲です。

8曲目の「Some Kind Of Fool」は、中では一番旧く、80年に発表したJAPANの『Gentlemen Take Polaroids(邦題:孤独な影)』の録音時の未発表曲。
実にドラマティックな展開で、当時のシルヴィアンの音楽的な成熟具合をうかがい知ることができます。
その時代の作品が本作で違和感を持たないというのはミックスの技術だけのせいではないでしょう。

12曲目「Bouy」は、86年に発表のミック・カーンのソロ『Dreams of Reason Produce Monsters』に収録されたシングル曲のリマスターで、ジャパン解散以降、ミック・カーンとのセッションはこの時の2曲と、ジャパンの再結成と騒がれたレイン・トゥリー・クロウの2回のみ。
まさかこの曲が収録されるとは思ってもみませんでした(笑)。
しかし、原曲では若干大きめのベースパートを多少抑えたミックスとなっています。

14曲目「Bamboo Houses」は、82年発表の坂本龍一との共作シングル「Bomboo Music」のB面曲のニューリミックス。
坂本龍一の「ボクが・大好きだった建物たち・今は~」という坂本龍一のくぐもった声を聴くと、昔FMで聴いていたサウンド・ストリートを思い出してしまいます。
これは素人耳で聴いても明らかに原曲とは違う音色が使われており、新鮮に感じられます。

15曲目の「Come Morning」は、95年発表のニコラ・アレシーニ&ピエール・ルイジ・アンドレオーニのアルバム『マルコ・ポーロ』の1曲目に収録された美しい楽曲のリミックスで、本作では最後を飾ることになりました。


他の楽曲については下記の曲名の頭に印をつけて紹介をさせて頂きます。
◎は未発表曲
○はニューミックス
+はニューボーカル&リミックス
■はリマスタード

ディスク:1
◎ 1. The Scent Of Magnolia
○ 2. Heartbeat (Tainai Kaiki II)
■ 3. Blackwater
◎ 4. Albuquerque (Dobro #6)
◎ 5. Ride
○ 6. The Golden Way
+ 7. Ghosts
■ 8. Pop Song
■ 9. Every Colour You Are
■ 10. Wanderlust
■ 11. God's Monkey
■ 12. Let The Happiness In
■ 13. I Surrender
◎ 14. Thoroughly Lost To Logic

ディスク:2
■ 1. Jean The Birdman
◎ 2. Cover Me With Flowers
■ 3. The Boy With The Gun
■ 4. Riverman
◎ 5. Aparna And Nimisha (Dobro #5)
■ 6. Midnight Sun
■ 7. Orpheus
◎ 8. Some Kind Of Fool
■ 9. Cries And Whispers
■ 10. Godman
■ 11. Laughter And Forgetting
■ 12. Buoy
○ 13. Weathered Wall
○ 14. Bamboo Houses
○ 15. Come Morning

なお、アマゾンに入れば全曲試聴可能ですので、まず聴いて頂いた方がわかりやすいかも知れません。

また、本作の初回輸入盤(Limited Edition)はもう1枚のボーナスCDの付いた3枚組で発売されました。
ボーナスディスクの収録曲は下記の通りです。

1.「The Scent Of Magnolia」(Edit)
2.「The Blinding Light of Heaven」
3.「The Scent Of Magnolia」(Portobello Mix)
4.「Brilliant Trees」(Version 2000)

このDisk3には合計23分強収録されておりピクチャーディスク仕様になってます。
しかし、現在ではプレミアがついてしまい、一番安いものでも 14,086円もしています。
それでもどうしても初回盤が欲しいという方は『Everything and Nothing』←こちらからアマゾンに入れます。


さて、実は、始めにヴァージン在籍時代の軌跡と書きましたが、実は、まさしくその通りなんです。
この後、ヴァージン在籍時代のインストものをまとめたアルバムを発表し、一つの区切り(もしくは置き土産)がついたかのようにシルヴィアンはヴァージンを去りました。
そして、自身のレーベル「サマディ」を設立、いきなりアンコマーシャルな作品『Blemish』を発表したのです。

この作品は、かなり実験的な作品で、ほとんどインプロ(即興演奏)によって制作されており、流行歌を聴いておられる方にとっては非常に難解なものだったと思います。
恐らく、ヴァージンでは発表することができなかったのではないでしょうか。

そのため、初回分はサマディのサイトからのみのネット販売のみという形で発売されたのですが、それでも玄人ウケだけはよかったようで、一般のCDショップでも普通に買えるようになりました。
このレーベルを設立したことで自由にやりたいことができるようになったというわけですね。

そんなシルヴィアンも今日で50歳。

これからの活動も楽しみにしております。



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コメント

こんにちは(^_^)v
デビシルも50才なんですね。
自分が夢中になって聴いていた頃は
20代後半から30代のデビシルだったんですね。Bamoo houses,Red Guitar, Wave, Orpheus好きでした。あの頃の面影を追い求めて、彼の新譜のCDを買うと、やはり彼は期待には応えてくれません。Nine Horsesは少し良かったですが、繰り返し聴こうとはなぜか思いません。個人的にはTaking the veil の12inchシングルのギターソロの部分が忘れられません。これからも80年代のアーティストの紹介楽しみにしています。

コメント

SHOESさん、コメントありがとうございます。
確かに『Blemish』は、ちょっと難解過ぎましたよね。
ブレミッシュ・ツアーの時は、熱狂的な信者の私でも見ていてちと辛かったです(笑)。
しかし、聴き込めば、あれはあれで悪くはないんですよ。
決してライヴ向きではないと思いますが…。
とはいえ、ナイン・ホーセズで以前の心地よさが戻ってきた感じがするので、これからが楽しみです。

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