80's New Wave Laboratory

80年代のニューウェイヴ音源を中心に、近況やYouTube映像などを交えてレビューを書いています

カウンター

プロフィール

BL Master

Author:BL Master

 当ブログは、現在、ライブドア・ブログで書きためた記事に加筆、訂正の上、お引っ越し中です。

ダブっている記事もございますが、よろしければ『80's UK New Wave』の方にもお越しくださいませ。

歌詞検索

↓ 洋楽の英語詩のみですが、
曲名を入力して歌詞を検索できます。

Lyrics Search Engine

Automatic Translation

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

Amazon

おすすめBOOKS

Ninja Tools

RSSフィード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

The Blue Nile/Hats

HatsHats
The Blue Nile

EMI 2000-04-25
売り上げランキング : 34902
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ブルー・ナイル [ The Blue Nile ] は、ポール・ブキャナン [ Paul Buchanan ] 、ロバート・ベル [ Robert Bell ] 、ポール・ジョセフ・ムーア [ Paul Joseph Moore ] の3人からなるスコットランド出身のグループ。

1981年に自主レーベルからデビュー・シングル「I Love This Town」を発表したのがRSOレコードの目にとまり、晴れてメジャーデビューとなるのですが、同曲のシングルを一枚発表したとたんにRSO自体が倒産、いきなり路頭に迷うことになってしまいます。

しかし、それまでに何とか完成していたアルバム用のデモテープを、地元グラスゴーのリン・プロダクツが試験用音源として使用したことから、ヴァージン傘下のリン・レコードとの繋がりが生まれ、83年にようやく1stアルバム『A Walk Across the Rooftops』の発表となりました。
このアルバムはセールスこそパッとしないものの、非常に緻密かつ、シンプルな音作りで、玄人筋からのウケは良く、音楽誌などでも高い評価を得ました。

本作『Hats』は、それから6年というメジャーバンドとしてはかなり長い期間を空けて89年に発表された2ndアルバムで、前作以上の評価を受けた、私にとってのブルー・ナイルの最高傑作です。

チープなリズムボックス的な音から始まるこのアルバムは、前作以上にシンプルに感じられ、前作以上に一つ一つの音にこだわり、不必要な音を削除するという引き算式での作曲法をとっているのがよくわかります。
おそらくは6年という歳月の間、練りに練った完璧なアレンジだったのでしょう。

特にストリングスとピアノの音色にかけられた透明感のある空間処理は非常に美しく、音数の少ない楽曲の中にあって最高に引立っていると思います。

また、電子楽器を多用しているにもかかわらず、まるでアコースティックバンドのようにオーガニックな音作りで、やさしく耳に入ってくる温かい楽曲はある意味での癒し系サウンドです。

「 From a Late Night Train」を除く全曲が5分以上の長い曲であるにもかかわらず、そのゆっくりと優雅に流れる大河のような落ち着いたサウンドは非常に心地良く、決して長ったらしいイメージを持つことはないでしょう。

曲の中ではポール・ブキャナンのシンプルな楽曲に良く馴染む表現力豊かなボーカルを聴くことができ、さりげなく味があり、汗を感じさせない大人っぽいムードを作っています。

このアルバムで一番有名な曲が2曲目の「Downtown Lights」で、ユーリーズミックスのアニー・レノックスがソロアルバム『Medusa』で、ロッド・スチュワートが『Spanner in the Works』でカバーするほどの名曲です。

♪「Headlights On The Parade」のPV
♪昨年の「Downtown Lights」のライヴ映像
♪一昨年の「Over the Hillside」のライヴ映像
♪「Saturday Night」を使った映像作品

彼らは一般的にはあまり認知されておらず、ヒットチャートを賑わせたこともありませんが、玄人受けのするミュージシャンズ・ミュージシャンという、アーチストにとっては非常に羨ましい評価を受けています。
セールスを常に意識し、何年に何枚のシングルとアルバムを発表するという契約のもと、売れないバンドは解雇するというよくあるレコード会社の姿勢とは完全に違っており、リン・レコードの懐の深さを感じさせてくれます。

この後はワーナーに移籍、『Hats』から7年というインターバルをあけて96年に3rdアルバム『Peace at Last』、さらに8年あけて04年に4thアルバム『High』が発表されているのですが、毎回「解散してなかったの?」と思わせるくらいの長いスパンには驚かされます。
何しろ、20年という長い活動歴の中でたったの4枚しかアルバムを発表していないのですから・・・。
これだけの期間があれば、フランク・ザッパなら30枚以上のアルバムを発表しているはずでしょう(笑)。

おそらく、これからもマイペースながら、作品を発表し続けてくれると思うのですが、次作はいつになることやら・・・。
1stアルバムから6年、7年、8年と、順に1年づつスパンが長くなっていることを考えれば、次は9年あけて2013年ということになるのでしょうか。

ミュージシャンズ・ミュージシャン、ご存じない方は一度聴いてみられてはいかがですか?
すぐに良さがわかるわけではないかも知れませんが、聴き込めば聴き込むほどにじんわりと伝わってくるものが必ずあるはずですよ。



スポンサーサイト

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://uk80.blog51.fc2.com/tb.php/10-a5348e53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 80's New Wave Laboratory.All rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。