80's New Wave Laboratory

80年代のニューウェイヴ音源を中心に、近況やYouTube映像などを交えてレビューを書いています

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 当ブログは、現在、ライブドア・ブログで書きためた記事に加筆、訂正の上、お引っ越し中です。

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Talking HeadsStop/Making Sense(DVD)

Talking Heads - Stop Making SenseTalking Heads - Stop Making Sense
Talking Heads

Palm Pictures 1999-10-26
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今日紹介する作品は1984年に劇場公開されたトーキング・ヘッズ [ Talking Heads ] のライヴ映画『Stop Making Sense(邦題:ストップ・メイキング・センス)』 。

本作は、1983年12月にハリウッドのパンテージ・シアターで行なわれたステージの模様を、6台の固定カメラと1台のハンドカメラを駆使してまとめあげられたシンプルなライヴ映画です。

もちろん、いろいろな角度からステージを録ってはいますが、インタビュー映像や、バック・ステージの模様など、ライヴ以外の映像をインサートしたりすることもなく、ただただ忠実にこの日のライヴをまとめているだけの映像です。

恐らく、制作費も比較的安く抑えられていることでしょう。

しかし、この映画、とにかく発想と演出がすごいんです。

私は、当時、大阪心斎橋のパルコ劇場(現クワトロ?)でこの映画を観たのですが、まるで、近所の公民館で上映されているかのような設備だというのに、映画が始まって数曲目には、生でライヴを観ているかのような錯覚に陥ってしまい、途中で思わず拍手をしてしまいました(笑)。

しかし、面白いことに、スクリーンに向かって拍手をしてしまったのは私だけではなく、観客席のあちらこちらから同時多発的に拍手がわき起ったのです。

ひょっとすると、勘違いな私の拍手に他の観客がつられただけなのかも知れませんが、普通の映画なら人につられて拍手をすることはないでしょうから、それほど臨場感を感じさせる映像だったというわけですね。

とはいえ、公民館レベルの簡素なスクリーンに、小規模なイベントに使われるようなスピーカー×2という設備の会場でしたので、映像や音の迫力が臨場感を高めたわけではなさそうです。

言い方を変えれば、カメラが1人の観客として客観的にステージ・パフォーマンスを捉えることに成功したということでしょうか。

ちなみに、この映画の監督は、後に『羊たちの沈黙』で世界的な評価を得たジョナサン・デミ [ Jonathan Demme ] 。
彼は本作で全米映画批評家協会ドキュメンタリー映画賞を受賞、また、この手の映画としては珍しくニューズ・ウイーク誌を筆頭にアメリカの各紙(誌)が選んだ'84ベスト・シネマの一本に選出され、その後の躍進への足がかりを掴んでいます。



さて、ここからは内容を紹介させていただくのですが、どうしてもネタバレになってしまいますので、最初は白紙の状態で観てみたいという方は本編をご覧になってからお読みください。

ライヴ映画ゆえ、ストーリーやオチがあるわけではないのですが、アイデア満載の演出と仕掛けがこの映画の一つの見せ場ですので、予備知識なしの方が楽しめるかも知れませんからね。


まず、映画が始まると、無音状態でデヴィッド・バーン [ David Byrne ] の影が映し出され、アコースティック・ギターとラジカセを持って現れマイクの前へ、そして、おもむろにラジカセのスイッチを押し、そこから流れるチープなリズム・ボックスの音に合わせてアコギ一本で「Psycho Killer(サイコ・キラー)」を演奏し始めます。

しかし、バーンの立っている舞台は、まるで何のスケジュールもない日にステージ後ろのカーテンをひき忘れたかのような無愛想なもので、本来、隠すべき足場やバケツなどが丸見えです。

また、ガランとしたむき出しの舞台はあまりに広く、満員の観客席と何の飾り気もないステージにギャップを感じてしまいます。

曲の途中で、バーンお得意の奇妙な動きのダンスが挿入されるなど、みどころがないわけではないのですが、もし、私がこのライヴを観に行っていたとしたら、この時点ではあまりの安っぽいライヴに落胆したことでしょう(笑)。

表情まで確認できるわけではありませんが、実際、チラッと映った観客のノリもこの時点では決して良くはありません。

しかし、アートスクール出身の知性派集団のことですから、これだけで終わるわけがありません。

「Psycho Killer」の映像

1曲目が終わる手前で、日本の歌舞伎で舞台装置を操る黒子(くろこ)のような役割のスタッフ(顔こそ隠していませんが、全員黒服です)によってベース・アンプが運び込まれ、曲終わりでベースを持ったティナ・ウェイマス [ Tina Weymouth ] が登場。

2曲目はバーンとティナの2人によって、まるで地味なフォーク・グループのリサイタルように「Heaven」が演奏され、またしても、曲の終わる手前で黒子によってドラム・セットが運び込まれます。

「Heaven」の映像

当然のごとく、3曲目はドラムのクリス・フランツ [ Chris Frantz ] の加わったトリオ編成で「Thank You for Sending me an Angel」が演奏されます。

さすがにドラムが入るとロックっぽくなるもので、この辺りからはバーンのノリも違ってきます(笑)。

「Thank You for Sending me an Angel」の映像

そして、4曲目にはサイド・ギターのジェリー・ハリソン [ Jerry Harrison ] が加わり、オリジナルメンバーの4人で「Found A Job」を演奏。

「Found A Job」の映像

お察しの通り、演奏している後ろでは黒子さんたちがセットを組み立てており、5曲目からは女性コーラス2名とパーカッションの男性が追加。

同時に後ろの足場やバケツを隠すかのように黒いカーテンがひかれ、ジェリーの弾くキーボード・セットも組み込まれます。

この時点でようやくメジャーなバンドのライヴらしい舞台になり、全員で「Slippery People」を演奏。

「Slippery People」の映像

続いてパーカッション・セット、ティナの弾くシンセ・ベースが運び込まれ、サイド・ギターとキーボードの黒人さんが登場、合計9人のパフォーマーによって「Burning Down the House」「Life During Wartime」がノリノリで演奏されます。

個人的には、ここでエイドリアン・ブリュー [ Adrian Belew ] の登場とお願いしたかったところですが、演奏自体に不服はありません(笑)。

「Burning Down the House」の映像
「Life During Wartime」の映像

確か、私が思わず拍手してしまったのは、「Burning Down the House」が終わったタイミングだったと思うのですが、気がつけばここまでは演奏を観ながら同時にセットを組み上げる様子も楽しんでいたんですよね。

もし、組み上がったステージ・セットをバックにメンバーが1人ずつ増えていったのだとしたら、思わず拍手をしてしまうほど気持ちが高揚することはなかったはずですからね。

いや~、見事に引き込まれてしまう演出です。

当然、リハーサルは本番と同じようにステージを組み上げながら行われていると思うのですが、それを考えると黒子さんたちの苦労がわかります。


この後は最後までパフォーマーが増えることはないのですが、8曲目からはステージの後ろにスクリーンが降りてきて、1曲ごとに試行を凝らした演出で演奏を盛り上げてくれました。

時には文字を映し出し、時には舞台を赤く染めてメンバーのシルエットを浮かび上がらせ、時にはステージを本棚の前やマンハッタンに移動させてくれるのです。

「Flippy Floppy」の映像
「Swamp」の映像
「Naive Melody」の映像
「Once in a Lifetime」の映像
「Girlfriend Is Better」の映像
「Take Me To The River」の映像
「Cross-Eyed And Painless」の映像

この1曲ごとの演出は観る者を最後まで飽きさせることなく、友人につき合って観に来ただけの観客ですらステージに釘付けになったことでしょう。

ズバリ、この映画を見ずしてライヴの醍醐味は語れない、というほど優れもののライヴ映画ですので、未試聴の音楽好きの方は一度ご覧になってみてください。



ところで、実は私、今でも「ライヴ映像というものは、そのアーチストのファンでなければ100%楽しむことはできない」と考えています。

ライヴというものは、基本的には、レコードやCDなどで既に発表されている曲を中心に演奏されるわけですから、忠実に再現されるにせよ、全く別のアレンジが施されるにせよ、聴き込んでいる方が楽しめるのは当然ですよね。

もちろん、その場のノリ、空気感、演出などの要素はライヴの醍醐味だと思うのですが、各メンバーのキャラクターを知っているからこそ楽しめるという要素も多分に含まれているわけで、やはり、いろんな角度で観ることが出来る分、ファンであればあるほど面白いものだと思うのです。

しかし、本作『Talking Heads - Stop Making Sense』は特別です。

ファンの方が観た方が面白いことは間違いありませんが、恐らく、トーキング・ヘッズの楽曲をあまり知らない方でも、最後まで退屈することなくご覧いただけるはずです。

もし、バンドでライヴを行っておられる方や劇団のパフォーマーの方がご覧になったとしたら、ジャンルこそ違えど、何らかのステージ・パフォーマンスのヒントを見つけることができることでしょう。

また、自らステージに立たない方でも、こういった分野に興味を持っておられる方なら同様に楽しんでいただけるはずです。

そういう意味では「フィルム・コンサート」的なものではなく「ライヴ映画」なんですよね。

言い換えれば、よくある「特定のアーチストのライヴDVD」ではなく、「映画のDVD」に近いライヴ映像なのかも知れません。

いや~、今観てもすばらしいライヴ映画です。


なお、上で紹介したDVDはデジタル・リマスタリングが施されており、音質、画質とも大幅に向上、おまけに映像がワイドスクリーン・バージョンに変更されているので、トリミングが施されたビデオ版の方では観ることの出来なかった部分までも自宅で再現できますよ。
(本作は輸入盤ですが、リージョン・フリーですので、一般的な日本製のDVDプレーヤーやプレステ2などでも観ることができます。)

また、ジョナサン・デミとデヴィッド・バーンの音声解説が追加されている日本盤の『ストップ・メイキング・センス(ニュージャケットバージョン)』も存在しますが、ジャケットが変更されているのと、 11月18日現在、中古盤のみの在庫で、プレミアがついて少々高くなっています。

あと、同じライヴを収録した同タイトルのCD『Stop Making Sense: Special New Edition (1984 Film)』もあるのですが、どうせならこのすばらしい演出を満喫できるDVDを手に入れてご覧いただくことをオススメします。
(注:当時のLPレコードは曲順が違う上、たった9曲しか収録されておりませんでしたが、現行のCDは曲順は同じで16曲収録、サウンドトラック盤扱いになっているようです。)


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Missing Persons/The Best of Missing Persons

The Best of Missing PersonsThe Best of Missing Persons
Missing Persons

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今日紹介するのは、アメリカのグループ、ミッシング・パーソンズ [ Missing Persons ] のベスト・アルバム『The Best of Missing Persons』。

ミッシング・パーソンズのメンバーは、元々フランク・ザッパ [ Frank Zappa ] のバック・バンドに在籍した超実力派で構成されています。

ザッパと言えば、数々の奇行が伝説に残るアメリカ音楽界きっての変人として知られていますが、音の方でもかなりの変態ぶりを発揮しており、プログレ、ジャズ、ハード・ロックなどの要素が複雑に絡み合ったテクニカルな楽曲で神様的な支持を集めていたアーチスト。

また、生涯に発表したアルバム数はギネス・ブックに載るほどの驚異的な数で、ザッパ・コレクターの間では「ザッパ貧乏」という言葉があるんだとか(笑)。

彼らは元々、そんなザッパの門下生でしたので、ニューウェイヴにありがちなパンク出身の音楽的知識やテクニックに乏しいグループとはわけが違います。

もちろん、「演奏テクニックに優れた楽曲=良い曲」という公式が成り立つとは限りませんが、ミッシング・パーソンズに限っては、そういった部分も魅力のひとつとなっているのです。

とはいえ、決して小難しい音楽ではありません。

ボーカルの声質や歌い方は好き嫌いの分かれるところだとは思いますが、演奏に関しては、むしろ、キャッチーなポップスに近いニューウェイヴ志向のサウンドですから、「音学」(音の学問的な意味で)ではなく「音楽」として楽しんでいただけると思います。


ミッシング・パーソンズは、1980年に、ザッパ門下生のウォーレン・ククルロ [ Warren Cuccurullo ] (G) とテリー・ボジオ [ Terry Bozzio ] (D) が中心となり、パトリック・オハーン [ Patrick O'Hearn ] (B)、チャック・ワイルド [ Chuck Wild ] (K)、そして、テリー・ボジオの嫁のデイル・ボジオ [ Dale Bozzio ] (V) というメンバーで結成されました。

結成後まもなく、自主制作で4曲入りのEP(ミニ・アルバム)『Missing Persons』を発表、これがインディーズとしてはかなりの好リアクションをみせ、82年に米キャピタルと契約、同年、『Missing Persons』の再発、デビュー・アルバム『Spring Session M』、シングル「Words」「Destination Unknown」「Windows」「Walking In L.A.」と立て続けに作品を発表、楽曲の出来の良さはもちろんのこと、元プレイメイトだったというボーカルのデイル・ボジオのちょっとエッチで奇抜なファッションが話題となり注目を集めました(どんなファッションだったのかは下記のYouTube映像でご覧下さい)。

デビューEPに収録の「I Like Boys」の映像(音のみ)

「Words」のPV
「Destination Unknown」のPV
「Windows」のライヴ映像
「Walking in L.A.」のライヴ映像

しかし、デイルのファッションがイロモノ扱いを受けたのでしょうか、2ndアルバム『Rhyme & Reason』(1984年)、3rdアルバム『Color in Your Life』(1986年)と発表するたびにチャート順位を落とし、86年にボジオとデイルが離婚したのを機に解散、その後は各自、著名なアーチストらと交流を持ち、幅広いジャンルで活躍しています。

「Give」のPV
「Right Now」のPV
「I Can't Think About Dancing」のPV

余談ですが、私は当時、上の「Give」のプロモに出て来るテリー・ボジオのテーブル型ドラム「TBX」とウォーレン・ククルロの未来的なダブルネック・ギターに興味を持ち、方々の楽器店や音楽雑誌で調べたのですが詳しいことはわかりませんでした(笑)。
恐らく、日本ではほとんど輸入されていなかったのでしょう(ま、見つかったとしてもかなり高価な代物だったでしょうから買えなかったと思います)。
結局、TAMAの四角いエレドラ(テクスター)のパッドをテーブル状に並べて似たようなセットを作り(気分だけですが…笑)ライヴで叩いたのですが、やはり、アマチュアには普通のドラムセットの方が叩きやすかったかも知れません(笑)。


話がそれてしまいましたが、本作『The Best Of Missing Persons』は、彼等の解散後すぐ(1987年)に発表されたミッシング・パーソンズ活動期の軌跡的なアルバムで、シングルを中心に代表曲が15曲収録されている聴きやすくてお得な作品です。

これ以降のテリー、ウォーレン、パトリックのファンの方も、これ1枚くらいは持っておかれて損はないと思いますよ。

もし、ライヴ盤の方がお好みなら、88年に発表された『Late Nights Early Days』もおすすめです。
ジャケットが1stアルバムに髭を書いたパロディーっぽいデザインになっているのもいい感じなんですが、ライヴ盤ならではのバカテク・メンバーの熱の入った演奏が楽しめるのが魅力です。

なお、テリー・ボジオは、別名「要塞」とも呼ばれるドラム・セットで知られる超バカテク・ドラマーで、解散後は、以前「」で紹介したミック・カーン [ Mick Karn ] 、デヴィッド・トーン [ David Torn ] との単発ユニットポリー・タウン [ Polytown ] の他、ジェフ・ベック [ Jeff Beck ] の『Jeff Beck's Guitar Shop』やU.K.の『Danger Money』、スティーヴ・ヴァイ [ Steve Vai ] の『Sex & Religion』、コーン [ Korn ] の『Untitled』、X-JAPANのHideのソロ『HIDE YOUR FACE』などでも活躍しています。

最近は、その「要塞」もますます大掛かりなものとなっており、ローディーさんの苦労は並大抵のものではないだろうな…なんて考えさせられていたのですが、実際、恐ろく時間がかかっているようです。
YouTubeでそのセッティング映像が公開されていましたので、一度ご覧になってみて下さい。

テリー・ボジオのドラムセットのセッティング映像(驚愕!)
コーンのライヴの「I Will Protect You」でのソロパートの映像
テリー・ボジオ・ドラム・クリニックの映像
 (「要塞」がフル活用されています!特に後半がすごい!)

ちなみに、ミッシング・パーソンズの解散後、例のテーブル型のパッドを叩いている姿は見かけたことがありませんので、やはりプロモ用のダミーだったんでしょうか(笑)。


ウォーレン・ククルロは、ラック・ジャンキーと呼ばれるほどのエフェクター・マニアで、まるで業務用冷蔵庫のようなラック(笑)を使用したトリッキーなギター・プレイで有名です。
後にデュラン・デュラン [ Duran Duran ] に参加したことでも知られていますが、自身のソロ・アルバム『Thanks to Frank』ではカジャグーグー [ Kajagoogoo ] のバカテク・スティック奏者ニック・ベッグス [ Nick Beggs ] やポール・ヤング [ Paul Young ] のバンドにもいた個性派フレットレス・ベース奏者ピノ・パラディーノ [ Pino Palladino ] と競演、あと、日本人ではなんと、あの小室哲哉などともライヴで競演しているんですよ。

ウォーレン・ククルロ×小室哲哉の「20th Century Boy」のライヴ映像 (ウォーレンが歌ってます。小室も歌ってますが…)
デュラン・デュラン「Wild Boys」のライヴ映像

ちなみに、こちらも解散後、例の未来的なダブルネック・ギターを弾いている姿は目撃していません(笑)。


パトリック・オハーンは、今ではベーシストとしてより、インスト主体の作品を発表しているニューエイジ系アーチストとして知られており、、ピーター・バウマン [ Peter Baumann ] 主催のプライベート・ミュージック [ Private Music ] やウィンダム・ヒル [ Windham Hill ] から、デヴィッド・シルヴィアン [ David Sylvian ] のアルバムにも参加しているフリューゲル・ホーン奏者マーク・アイシャム [ Mark Isham ] 、エフェクティヴでトリッキーなギター・プレイで知られるデヴィッド・トーン [ David Torn ] 、また、盟友のテリー・ボジオやウォーレン・ククルロなどを招いて数々の面白い作品を発表しています。

個人的には88年発表の『Rivers Gonna Rise』がおすすめですので、興味を持たれた方はぜひ聴いてみて下さい。

なお、彼の楽曲は、日本のドキュメンタリー系テレビ番組などで耳にすることも少なくありませんので、彼をご存じない方でも楽曲を聴けばお分かりになるかも知れません。

パトリック・オハーン「Beauty In Darkness」の映像
パトリック・オハーン「Homeward Bound」の映像


そして、デイル・ボジオは離婚後もなぜかボジオ姓を名乗り、88年にプリンスのペイズリー・パーク [ Paisley Park Records ] から1stソロ『Riot In English』を発表、いかにもプリンス・ファミリーな曲調のシングル『Simon Simon』がそこそこのヒットとなっています。
その後はプリンスのトリビュート・アルバム『Party O'The Times: A Tribute to Prince』や、マドンナのトリビュート・アルバム『Virgin Voices: A Tribute To Madonna vol. 2』などにも参加、また、昨年には『New Wave Sessions』というアルバムを発表し、ミッシング・パーソンズ時代の曲をリメイクしているそうです。

デイル・ボジオ「Simon Simon」のPV


余談ですが、デヴィッド・シルヴィアンの元嫁イングリッド・シャヴェス [ Ingrid Chavez ] も昔、ペイズリー・パークからソロ・アルバム『Ingrid Chavez』を発表しているんですよ。
そのアルバムといい、ケイト・ブッシュ [ Kate Bush ] の『The Red Shoes』に収録された「Why Should I Love You?」といい、プリンスが少しでも関わった楽曲はすべてプリンス・ファミリーらしい音になっているのが面白いですね(笑)。

あと、チャック・ワイルドに関しては、残念ながらあまり情報がないのですが、アート・オブ・ノイズ [ The Art Of Noise ] の「Paranomia」のプロモでも知られるマックス・ヘッドルーム [ Max Headroom ] のTVシリーズのサントラなどを手がけていたと聞きますから、この後はTVドラマや映画音楽の方面で活躍しているのかも知れません。
なお、ミッシング・パーソンズは2001年と2003年にオリジナル・メンバーで再結成されツアーも行われているようですが、その後、バンドとしての活動は不明です。

それ以外でも、たまに、デイルがミッシング・パーソンズ名義で活動していることがあるそうですが、他のメンバーが参加していることはほとんどなく、実質デイルのソロであるとのこと(確かにプリンスやマドンナのトリビュート盤の名義ではミッシング・パーソンズという名前がクレジットされています)。

デイルがいつまでボジオ姓を名乗って仕事をするのかは疑問ですが、もしまた正式にミッシング・パーソンズが再結成されることがあるなら、今度は新曲のたっぷり入ったニューアルバムも聴かせていただきたいところです。


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